この夏の移籍マーケットにおいて、リバプールはレアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得を試みたものの、選手が残留を決断したことで移籍は成立しなかった。その後も関心を持ち続けているが、他のターゲットも浮上している。
イタリア紙『La Stampa』によると、リバプールはトリノMFサムエレ・リッチに注目しており、来年の1月にも獲得に動き出す可能性があるようだ。なお、マンチェスター・シティやACミラン、インテル・ミラノも興味を持っている。
エンポリの下部組織で育ち、トリノでの1年間のレンタル生活を経て、2022年7月に完全移籍を果たした。今シーズンもレギュラーの座を確保しており、セリエA開幕戦から全試合でスタメン出場し、イタリア代表としてもこれまで6試合でピッチに立ってきた。
アグレッシブなプレースタイルが持ち味の23歳ミッドフィルダーは、守備的MFやセントラルミッドフィルダーとしてプレー。ピッチ上で幅広いエリアをカバーし、攻守両面でチームに貢献。ヨーロッパの大会にこそ出場経験はないが、イタリア国内で評価を高めている。
報道によれば、要求額は3000万ユーロと比較的安い。リバプールやマンチェスター・シティにとっては十分に支払える金額で、移籍金が交渉を頓挫させることはなさそうだ。
はたして、2026年まで契約を結ぶイタリア人ミッドフィルダーは近く、プレミアリーグにステップアップを果たすのだろうか…?