アンフィールドでチームを勝利に導く数々のゴールを決めてきたエジプト代表FWモハメド・サラーは、リバプールとの契約の最終年を過ごしている。来年にはクラブの許可なしで他のクラブと交渉でき、このままだと2025年の夏に移籍金なしで退団してしまう。
リバプールは契約延長を希望し、選手側も残留を望んでいるものの、細かな条件で折り合いがついていないのか、延長の朗報はまだ流れていない。サポーターにとってもかけがえなのない選手だけに、給与をいくら積んでも残留させるべきとの声も多い。
現役時代にリバプールで通算339ゴール110アシストを決めたクラブのレジェンド、イアン・ラッシュ氏は現代のゴールマシーンの去就に触れ、自身のキャリアにも言及しつつ、新契約締結を望んでいると率直な気持ちを吐露した。
「彼には契約を延長してもらいたい。どうなるかはわからないが、リバプールのサポーターはみんなそれを望んでいるはずだ。」
「私が去ったのは、レギュラーとしてプレーできなかったからだ。フットボールがしたかったんだ。ベンチに座っていたくはなかったし、そういうものなんだ。私がリーズ・ユナイテッドに行くためにここを離れたのは、毎週、プレーすることを望んでいたからだ。」
「(ロビー・)ファウラーと(スタン・)コリモアを見て、彼らは本当によくやっていた。そして私はベンチに座っていたくなかった。僕は自分のサッカーを楽しんでいたし、それがリーズに行った理由なんだ。」
「でも、それが私の状況だったんだ。ベンチに座っているのが幸せかどうかは、人それぞれだよ。でも、モウはまだその段階にすら達していない。」
the Mirror