アルネ・スロット監督によって、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフは守備的MFとして覚醒中だ。アレクシス・マック・アリスターやカーティス・ジョーンズも好パフォーマンスを維持しており、遠藤航もきっちりと自分の仕事をこなしている。
盤石なミッドフィルダー陣を擁するリバプールだが、今夏の移籍マーケットでは中盤の底を任せられるプレーヤーを探し求めた。スペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得まであと一歩に迫ったが、最終的にはレアル・ソシエダ残留を決断した。
英『Anfield Watch』によると、リバプールのスカウトチームは継続的に中盤の選手をモニタリングしており、ポルトMFニコ・ゴンザレスのパフォーマンスにすっかり魅了されたようだ。アルゼンチン代表MFアラン・バレラへの関心も報じられるが、スペイン人MFが本命であるとも指摘している。
バルセロナのラ・マシア出身の22歳ミッドフィルダーは、2023年の夏にポルト加入。セントラルミッドフィールダーとして少しずつ出番を増やすと、昨シーズン後半戦はほぼスタメン出場を果たす。今季もレギュラーの座を確保し、国内リーグでは開幕戦から全試合で先発に選ばれている。
中盤から効果的に前線にプレスをかける能力など、卓越した技術力と身体能力の高さが際立つ大型MFは、スビメンディとは異なり、ダイナミックなミッドフィルダーで、6番を背負うよりもボックス・トゥ・ボックスを得意としている。
所属クラブとの契約は2028年までだが、6000万ユーロのリリース条項が存在しているそうだ。なお、バルセロナには2025年6月まで有効な3000万ユーロの買い戻し条項があり、その条項を発動しないことを選択した場合、利益の40%がカタルーニャのクラブに入ることになる。
はたして、リバプールはポルトガルで絶好調な若きミッドフィルダー獲得に乗り出すのだろうか…?