今年には34歳になるフィルジル・ファンダイクの長期的な後継者を探すリバプールは、この夏の移籍市場でも数多くのセンターバックへの関心が報じられるも、結果的には誰もディフェンダーを獲得せず、締切の時を迎えた。
EURO2024ではイングランド代表として活躍したクリスタル・パレスDFマルク・グエイもそのひとりで、ニューカッスル・ユナイテッドらとともに継続的に移籍先の候補として挙げられていた。今シーズンはロンドンで開幕を迎えたが、シーズン途中にも新天地を求める可能性は否定できない。
英『The Mirror』によれば、リバプールは今夏の移籍マーケットにおいて同選手を獲得するため、6500万ポンドものオファーを検討しているようだ。
チェルシーのアカデミー出身の24歳ディフェンダーは、クリスタル・パレスで100試合以上に出場。イングランド代表でも22試合でピッチに立っており、国際舞台での経験は豊富だ。チャンピオンズリーグでの経験こそないが、十分に戦えるだけの能力を持っている。
左のセンターバックとして稼働でき、オランダ代表のベテランセンターバックの穴をそのまま埋められる。対人守備にも優れ、最終ラインでの統率力にも優れる。ファンダイクほどの高さはないが、現代的なセンターバックに必要な足元のテクニックやスピードも持ち合わせる。
2026年6月まで契約を結ぶ24歳のセンターバックに対して、2025年の夏に6500万ポンドを支払うのはいささか高額すぎる。1年待てばフリートランスファーで獲得できるだけに、リバプールが無理して行動に移るとは思えない。
あるとすれば、クリスタル・パレスが値下げに応じるか、2026年まで待つか。はたして、リバプールは新たなセンターバックとして、イングランド代表DFに白羽の矢を立てることになるのだろうか…?