ユルゲン・クロップ監督に才能を認められ、フラムからリバプールに加入した直後からトップチームに帯同を続けた21歳MFハーヴェイ・エリオット。ブラックバーンで飛躍的に成長し、右ウィンガーからミッドフィルダーに主戦場を移した。
今シーズンはハンガリー代表MFドミニク・ソボスライとレギュラー争いを繰り広げると思われたが、怪我によってスタートダッシュに失敗。昨年末に復帰するも、アルネ・スロット監督の信頼を勝ち取るに至らず、ここまでわずか147分間のみのプレーに留まっている。
出番の確保に苦しむイングランドU-21代表MFだが、アンフィールドを離れるかもしれない。海外メディア『Sky Sports』ライアル・トーマス記者は、ブライトンとボルシア・ドルトムントが同選手の現状を見守っており、この冬や今夏の移籍マーケットで動きがある可能性を示唆した。
「ブライトンとボルシア・ドルトムントはハーヴェイ・エリオットの動向を追っている。アルネ・スロットの下での出場時間の少なさが、プレミアリーグとブンデスリーガのクラブに、向こう2度の移籍市場で彼の将来を見届けるよう注意を促している。」
Exclusive: #Brighton + #Borussia Dortmund among the clubs keeping tabs on Harvey Elliot, with his lack of minutes under Arne Slot alerting Premier League and Bundesliga clubs to monitor his future over next two transfer windows. More here: https://t.co/OzHTtF6aQx #lfc #bvb #bhafc pic.twitter.com/kQLeHAG21Q
— Lyall Thomas (@SkySportsLyall) January 9, 2025
左右のウイングだけではなく、攻撃的ミッドフィルダーとしての器用さを持ち、相手のペナルティエリアで魅せるチャンスメイクは持ち味のひとつ。守備も怠らず、右サイドバックや右ウィンガーとの連携も申し分ない。
しかし、オランダ人指揮官は、より運動量のあるソボスライやイングランド代表MFカーティス・ジョーンズの起用を優先。直近で言えば、マンチェスター・ユナイテッド戦で先発したジョーンズだが、あまりインパクトを残せずに終わったが、カラバオカップ準決勝1stレグ・トッテナム戦ではそのまま23歳MFが先発し、試合終了までピッチに立つことはなかった。
日本代表MF遠藤航も好調なプレーを見せても、一向にチャンスが与えられる様子がない。エリオットもひどいパフォーマンスを披露しているわけでもなく、短いプレー時間で光るものを見せることもあるが、起用されないのは監督の好み以外考えにくい。
クロップ政権から少しずつ脱皮を図るリバプールだが、スロット監督が希望する選手と入れ替わる形で、21歳のミッドフィルダーはアンフィールドを退団してしまうのだろうか…?