ユルゲン・クロップ監督からアルネ・スロット監督に代わり、中盤の構成が変更になった。オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが急成長を見せる一方で、日本代表MF遠藤航はプレー時間が激減している。
ボールを刈り取る選手よりも、ボールを繋げ、自らもドリブルでボールを運べるタイプのミッドフィルダーが優先されており、昨夏の移籍マーケットにおいては、スペイン代表MFマルティン・スビメンディにお熱だった。
カップ戦などで好パフォーマンスを披露しても、なかなかチャンスに恵まれない日本代表キャプテンだが、オランダ人指揮官はベテランMFの試合に臨む姿勢を絶賛。チームの重要な戦力であるとも語り、同じくピッチでの時間が限られる21歳MFハーヴェイ・エリオットとともに信頼を明かした。
「ハーヴェイが10番のポジションでチャンスを得たいと思っているのは知っているから、あの試合(アクリントン・スタンリー戦)をやる前に彼に来るように頼んだんだ。」
「しかし、負傷者が出たため(起用できる選手がいなかったため)、私は彼を右サイドで起用せざるを得なかった。彼は本当によくやってくれた。」
「ワタも同じだが、私は彼を呼び入れる必要さえなかった。ハーヴェイもとてもいい人だが、ワタがどんな人間か知っている。彼は(いつも)どこでプレーしようとも、ベストを尽くすという感じなんだ。」
「試合終了5分前でも、彼は全力でプレーする。多くのファンにとっては普通のことかもしれないが、私がサッカーに関わってきた限り、終了5分前に入らなければならない選手も、ワタが見せるのとは違うことをしたり、違う態度を見せたりしてきた。」
「彼はチームにとって重要な存在だ。ユナイテッド戦に出場した2日後にイブを投入したくなかったし、(トッテナム・ホットスパー戦)30分後にはすでに交代を余儀なくされていたからね。」
「ワタは本当によくやってくれた。彼を最終ラインから外した瞬間、失点してしまったからね。」