チェルシーでこそ失敗したが、リバプールでのプレミアリーグ2度目のチャレンジは凄まじい数字を残しているエジプト代表FWモハメド・サラー。加入初年度から大量のゴールを挙げ続け、近年は得点だけではなく、アシストの能力も光る。
32歳になってもなおプレミアリーグを代表するストライカーとして君臨し、今シーズンはすでにゴールとアシストの両方で二桁を記録。進化を続ける右ウィンガーだが、リバプールとの契約満了が刻一刻と迫っている。
交渉は続くも合意には至っておらず、サウジアラビアからも関心が届く。もどかしい状況が継続中だが、レッドブル・グローバルサッカー部門責任者として就任記者会見に臨んだユルゲン・クロップ監督は、エジプシャン・キングのアンフィールド残留を願っていると語った。
「彼が残ってくれることを願っている。リバプールには偉大なストライカーがたくさんいたが、その中でも現代最高のストライカーだ。」
「ファンタスティックな選手であり、ファンタスティックなプロフェッショナルでもある。間違いなく傑出している。」
「エジプトにとって最高のアンバサダーだ。」
昨シーズン限りでリバプールを離れたドイツ人指揮官。アンフィールドでは約9年間という長い期間チームを引っ張り続けた。最近こそ常に上位を争うチームに変わったが、就任当初は立て直しに苦労した。
プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、FAカップ、リーグカップなどありとあらゆるタイトルを勝ち取った名将は、監督という役割を降り、新たに就任したグローバルサッカー部門責任者というレッドブルでの仕事にワクワクしていることを明かした。
「違う役割を担っているからね。私はいつも、自分の仕事を愛していると言ってきた。」
「1000試合と記者会見を終えて、心機一転、新しい機会が欲しかった。」
「自分の人生のステージにとって、今は完璧なステップなんだ。」
「今、私には素晴らしいチームがある。マリオ・ゴメスは国際チームの一員だ。みんなこの会社に情熱を持っている。私はこの仕事をやっていて間違いなく幸せだ。」