リバプールに生まれ、アカデミーもリバプール一筋。ユルゲン・クロップ監督に才能を見出されトップチームで起用されると、いまや推しも推されぬ世界的な右サイドバックに成長したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。
右足だけではなく、左足から繰り出す長短のパスは相手の脅威になり続け、ミドルシュートやセットプレーでもゴールを脅かす。今シーズンは守備面も安定感が増しており、より完璧な選手に近づいているが、現行契約も満了に近づている。
レアル・マドリードが強烈な関心を示し、今夏にフリートランスファーで獲得するために本腰を入れている。一方、リバプールも契約延長を諦めておらず、名門クラブ同士の綱引き状態が続く。
リバプールやイングラン代表において、 “ワンダーキッド” マイケル・オーウェンとの抜群の相性で何度もゴールに迫った元レスター・シティFWエミール・ヘスキーは、レアル・マドリードからの関心を無視するのは難しいとしつつも、最終的には本人が決断することだと語った。
「トレント・アレクサンダー=アーノルドはレアル・マドリードへの移籍も視野に入れているだろう。もし、サッカー選手が自分への関心がそのレベルまで高まっていることを知ったら、それを頭から消し去ることは不可能だ。レアル・マドリードのことで、彼らは誰をも振り向かせることができる。」
「トレントはリバプールのアカデミーを駆け上がってきた選手だから、モハメド・サラーやフィルジル・ファンダイクとは契約状況に関して違う見方をされる。私もアカデミー出身のレスターでそうだったように、ファンからの受け止め方も違う。」
「彼は今シーズンもプレミアリーグを制覇する可能性があるし、チャンピオンズリーグも勝ち取った。リバプールでの次の目標は何だろう?彼はキャプテンを務めていないが、それがリバプールに留まる原動力になっているのか、それとも新たな挑戦を望んでいるのか。それは本人が決めることだ。」
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