昨シーズンまでリバプールを率い、約9年間のアンフィールドでの生活に終止符を打ったユルゲン・クロップ前監督。その後は監督業には就かず、新たにレッドブルグループでのグローバルサッカー部門責任者の任に就いた。
リバプールでは噛み合っていなかったチームを立て直し、いまや世界でも屈指の強豪クラブに育てた功労者だ。ドイツ人の名将はいまでもリバプールの試合を観戦していると語り、ファン以外にもスロット・サッカーを見るべきだと主張した。
「彼らの好成績は本当に嬉しい。それを望んでいたんだ。」
「何人かの人たちと連絡を取っている。アルネとメールをしたり、選手とメールをしたり、そんな感じだ。まだそこにいるべきだったなんて思うことは、0.01パーセントもないよ。」
「私がいない方が幸せだよ。彼らの健闘を祈っているし、素晴らしいサッカーだから、できる限り多くの試合を見ている。」
「たとえリバプールを応援していなくても、見たほうがいいよ。本当にトップ中のトップのサッカーで、たぶん今、世界で一番バランスが取れている。その点は本当に、本当に嬉しいよ。」
フェイエノールトを率いて、その手腕が評価されていたアルネ・スロット監督。シャビ・アロンソやルベン・アモリムら若手の有望指揮官の名前がメディアを賑わせたが、最終的にはオランダ人指揮官に白羽の矢を立てた。
クロップ監督よりもポゼッションを重要視し、中盤の構成に手を加えた。一方で、速攻カウンターも健在で、最も改善したのは守備面だろう。ディフェンス面で不安を抱えていたトレント・アレクサンダー＝アーノルドも安定感を増し、強固な最終ラインを築いている。
プレミアリーグやチャンピオンズリーグで好調を継続するリバプールだが、このまま首位を維持し、就任初年度で偉業を成し遂げられるだろうか…？