リバプールに残留するのか、新天地に移籍するのか。契約満了まで6ヶ月を切ったエジプト代表FWモハメド・サラーは、クラブ側と交渉を進める一方で、サウジアラビアのアル・ヒラルも話し合いを開始したと見られ、同選手を巡る界隈が慌ただしくなっている。
フランス紙『L’Equipe』ロイック・タンツィ記者によると、パリ・サンジェルマンもエジプシャン・キング獲得を諦めておらず、リバプールやサウジアラビアと競争を勝つためにも、あらゆる手段を試みる姿勢を示しているようだ。
「モハメド・サラーのパリ行きは実現可能だが、サラーがリバプールに残る可能性が高いため、実現しない見込みだ。彼は契約延長について交渉中だが、来年の夏、パリは彼を呼び寄せるためにあらゆる手を尽くすだろう。」
「彼はおそらく、パリが来夏、ジョン・デュランと並んで最も欲しがっている攻撃的な選手だろう。だが、リバプールの交渉を手始めに、サウジアラビアのアル・ヒラルもあらゆるオファーを出すだろうし、ここ数日、彼の代理人と交渉している。」
中東に行けば、クリスティアーノ・ロナウドやネイマールと同等かそれ以上の報酬を得られるだけに、お金だけで言えば最も魅力的。しかし、32歳の右ウィンガーはヨーロッパでの戦うを希望しているとも報じられ、アンフィールド残留が最優先とも。
ただし、契約期間や給与など条件面でまとまらないのか、未だにブレイクスルーの可能性は見えない。今年6月には33歳になる年齢もネックで、リバプールのオーナーやコーチ陣がどのように評価しているかが気になるところ。
今シーズンは得点とアシストともに絶好調で、依然としてチームのエースの座に君臨する稀代の点取り屋は、リバプールと新たな契約を結んでくれるのだろうか…?