イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは、今シーズン限りでリバプールを離れる可能性がある。ここまで新契約締結が結ばれておらず、このままではフリートランスファーで、レアル・マドリード行きが現実のものになってしまう。
一方、マージーサイドのクラブは昨年の夏から守備的ミッドフィルダーを追い求める。その両ポジションでプレー可能で、トレントと同じく所属クラブのバイエルン・ミュンヘンとの契約満了が迫るドイツ代表MFヨシュア・キミッヒに対し、リバプールが彼の代理人に接触を図ったと、海外メディア『Sky Sports Switzerland』が報じた。
半年間待てば、移籍金なしで手に入るものの、同紙によるとこの冬にも動く可能性があるようだ。2500万ユーロまでならば支払う準備もしており、すぐにでも動きが見られるかもしれない。
バイエルン・ミュンヘンでは400試合以上に出場してきた経験豊富な選手で、加入からしばらくは右サイドバックなどディフェンダーとして活躍した。途中からは守備的MFの役割に収まり、ドイツ代表でも97試合でピッチに立っている。
非常に頭の良い選手で、ポジショニングにも優れる。様々なロールも器用にこなし、監督にとっては重宝するプレーヤーと言える。ただし、29歳という年齢はリバプールの補強方針とは異なり、30歳を目前にする選手を獲得する確率は低い。
ユルゲン・クロップ時代のチアゴ・アルカンタラや遠藤航のようなパターンもあるが、前者はアンフィールドで負傷に苦しんだ経緯があり、後者は優先していたターゲットを逃した緊急補強的な側面が大きかった。
はたして、マージーサイドのクラブは年齢を無視して、ドイツ人ミッドフィルダーに白羽の矢を立てるのだろうか…?