来シーズンもアンフィールドに残って戦うため、リバプールとエジプト代表FWモハメド・サラーとの話し合いが続いている。しかしながら、現時点で合意に至っておらず、クラブ側から正式発表がまたれる。
全盛期を上回るとの評価も得るほどに充実したシーズンを送るエジプシャン・キングは、数多くのゴールとアシストでチームの勝利に貢献し続けている。コンディションもよく、対峙する左サイドバックは対応に苦悩する時間を過ごす。
ユルゲン・クロップ監督時代からエースの座を譲っていないベテランウィンガーだが、新契約に向けた交渉は順調とは言えないようだ。元ローマFWは直近のオファーを断ったと、エジプト紙『Masrawy』が報じた。
サラーは少なくとも2年、場合によっては3年は将来を約束することを希望している。また、現在の条件も譲るつもりはなく、現行契約と同等の給与と複数年契約を同時に欲しているそうだ。
一方、リバプールは今年6月には33歳になるエジプト代表のアタッカーとの契約には慎重で、選手側との希望とのすり合わせが大きなボトルネックになっていると伝えている。
今シーズンこそ最高の状態を手にしているものの、次のシーズンにはガクッと落ち込む可能性も否定できない。いくらコンディションを整えても年齢には人間である以上は勝てず、チーム内でトップの給与を受け取る選手だけに、オーナー陣も大盤振る舞いはできない。
幸いなことに、両者とも残留が第一優先で、話し合いは継続している。すでに契約期間は半年間を切っており、サポーターとしても気が気ではない。
はたして、アンフィールドの歴史に名を刻む右ウィンガーの去就はどうなるのだろうか…?