プレミアリーグの他クラブに比べ、静かな昨夏の移籍市場を過ごしたリバプール。スペイン代表MFマルティン・ズビメンディ獲得に迫っていたものの、土壇場でレアル・ソシエダ残留を決め、その後に代わりとなる選手を加えることはなかった。
そして、リバプールはこの冬の移籍期間も静観を決めている。左サイドバックなど様々な選手への関心が噂が出回っているものの、移籍金など含めて最適なチャンスがない限りは、マイケル・エドワーズやリチャード・ヒューズが動くことはなさそうだ。
しかし、元リバプールDFジェイミー・キャラガーは、この夏まで待つ方がギャンブルになる可能性を指摘。国内リーグの終盤やチャンピオンズリーグのベスト4以降の戦いにおいて、後悔する確率をなくさなかければならないと綴った。
「リバプールは左サイドのディフェンダーとセントラルミッドフィルダーを1人ずつ加えれば、より強くなるだろう。」
「現在の調子では、スロットの先発メンバーはプレミアリーグとチャンピオンズリーグを制覇する力があるが、フィルジル・ファンダイクやモハメド・サラーが負傷した場合は大きな問題となる。ライアン・フラーフェンベルフが欠場した場合、クラブには6番としての自然な代わりがいない。」
「リバプールは半年前、マルティン・ズビメンディに5100万ポンドを費やす覚悟で、より厚みのある戦力が必要だと認識していた。」
「フラーフェンベルがその解決策だった。」
「長期的なターゲットの獲得を前倒しするために1月にもう少し出費するのは、望ましい保険策だろう。資金があることを考えれば、今すぐ手を打つよりも待つ方がギャンブルのような気がする。」
「リバプールがチャンピオンになれば、その決断は報われるだろう。特にアーセナルに再び敗れれば、クラブがこれほど強い立場にあるときに、もっとできたのではないか、もっとすべきだったのではないかと、正当な疑問が投げかけられることになるだろう。」
「私が一番心配しているのは、チャンピオンズリーグの準決勝や決勝で、エリート相手に明らかな弱点が露呈した場合に何が起こるかということだ。リバプールは苦い経験から、決定的な試合で欠点が表面化することを知っている。」
The Telegraph