エジプト代表FWモハメド・サラーの高齢化に伴い、リバプールは数々のフォワードへの関心が噂されてきた。ブレントフォードFWブライアン・ムベウモを始め、プレミアリーグを筆頭にゴールを量産するウィンガーの名前が浮上しては消えている。
PSVアイントホーフェンに所属するベルギー代表FWヨハン・バカヨコもたびたびメディアに取り上げられていた。最近こそ名前を聞く機会が減ったが、左利きの右ウィンガーだけに、エジプシャン・キングと同じような動きが期待できる。
そんな21歳の若きアタッカーだが、先日のチャンピオンズリーグではリバプール相手にプレーした。スロット監督率いるチームは主力組を休ませ、控え組と若手を起用した影響もあって、オランダのクラブが接戦を制した。
その試合後にインタビューに応えたベルギー人ウィンガーは、チャンピオンズリーグの試合で相手側が本気のメンバーで臨んでくれなかったことに悔しさを明かしつつも、リバプールに加入するだけ能力を持っていると自信をのぞかせた。
「リバプールに加入できると思っている。」
「ビッグネームに勝てたことを喜ぶことはできるけど、彼らも最強のチームで来たわけじゃない。相手が最強のチームで来なかったのは残念だよ。」
PSVアイントホーフェンのアカデミーを経て、いまやトップチームのレギュラーに定着。今シーズンも27試合で8ゴールを挙げている。恵まれたフィジカルやスピードでのドリブル突破は魅力的で、リバプール戦ではアンディ・ロバートソンとジャレル・クアンサーを滑らして、ゴールを決めた。
トップチームでのプレーも3年近くになっており、そろそろステップアップの時期が近づいている。はたして、ベルギー代表のアタッカーがアンフィールドに降り立つ未来はあるのだろうか…?