ユルゲン・クロップ監督にとって最後のシーズン。日本代表MF遠藤航は、ドイツのシュトゥットガルトからリバプールに加入。当初こそプレミアリーグ独特のインテンシティやスピードに戸惑うも、シーズンが進むにつれ、先発出場も増えた。
新たな監督の登場で、出番が減少しているものの、短いプレー時間でも安定感抜群のパフォーマンスを披露しており、アルネ・スロット監督も信頼感を口にしている。疲れが出始めるシーズン後半戦に向けて、貴重なチームメンバーになることは間違いない。
世界最高のリーグにおいてもトップレベルのプレーぶりを見せる日本代表の守備的ミッドフィルダーだが、日々のトレーニングからプレミアリーグでプレーしているような感覚で取り組むことで、選手同士が成長していると語った。
「プレミアリーグはとてもハードだ。」
「適応するのに時間がかかったけど、リバプールでプレーしているから、トレーニングでもインテンシティが高いんだ。質の高い選手がたくさんいる。プレミアリーグに適応することも、僕にとってはいいことだと思う。」
「僕たちは毎日プレミアリーグでプレーするつもりで、トレーニングに励んでいる。それがお互いを、そして僕を強くしたと思う。」
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シュトゥットガルトでもキャプテンマークを巻き、母国のフル代表でも主将を任されるベテランミッドフィルダーは、自らの強みを分析。チームやチームメイトの力を最大化するように、ピッチで振る舞うことであると口にした。
「守備面では、ボールを奪い返すことと、中盤で良い組織を作ろうとすることだと思う。」
「それが僕のスタイルだと思う。」
「チームを最大化することを常に心掛けている。いつもチームメイトのプレーをサポートしようとする。それも僕の長所だと思う。」
「背番号 “6”(の役割)でプレーするのであれば、もちろん汚れ仕事もこなさなければならない。ディフェンダーと良い関係を築きながら、チームメイトを助けなければならないんだ。」
「トッププレーヤーになりたいのなら、守備と攻撃の両方が必要だ。少なくとも守備はしっかりしなければならないけど、他との違いを作ろうと常に考えている。これ以上クリエイティブになれる気がしないけど、シンプルにプレーして前に出て、サイドチェンジをするように努めているよ。」
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