リバプールとの契約延長に向けた交渉が続くオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは、今年34歳になるものの、今後数年間はトップレベルでプレーできるほどのフィジカルを備えており、クラブと選手ともに新契約に前向きだ。
ただし、もしも合意に達しない場合、フリートランスファーで退団が可能になる。そして、ヨーロッパ南部から衝撃的なニュースが届いた。スペイン紙『El Nacional』によると、バルセロナがリバプールのキャプテン獲得に興味を持っているようだ。
同クラブのスポーツ・ディレクターである元ポルトガル代表MFデコは、オランダ人センターバックの状況を見守っており、チャンスを狙っている。また、2031年までの契約延長したウルグアイ代表DFロナルド・アラウージョを売却する選択肢も検討しているそうだ。
近年財政難に苦しむスペインのクラブは、リーグ戦に向けた選手登録にも苦労している。昨夏には高級取りのイルカイ・ギュンドアンらを放出したにも関わらず、補強したスペイン代表MFダニ・オルモの登録がギリギリになってしまった過去がある。
このままでは新たな選手を迎え入れたとしても出場させられない状況が続いてしまう。その枠を空けるためにも、選手の売却は避けられない。もしもバルセロナが本気で乗り出すとすれば、人員整理の見通しが立ったときだろう。
とはいえ、リバプールとの契約延長を希望するオランダ代表DFだけに、スペイン行きは現実的ではない。はたして、33歳のセンターバックは来季もアンフィールドでプレーするのか、もしくは別のクラブに渡ってしまうのか…?