悪天候のため延期になっていたグディソン・パークでのマージーサイドダービーが開催された。微妙な判定で得たフリーキックからエバートンが幸先良く先制点を奪うものの、リバプールがすぐさまアレクシス・マック・アリスターのゴールで同点に追いつく。
その後は、拮抗したまま試合が流れたが、エジプト代表FWモハメド・サラーが勝ち越し点を奪い、そのままアディショナルタイムを迎えた。リバプールが勝ち点を丸々得るかに思われたが、ホームチームが最後のプレーで同点弾を叩き込み、引き分けに終わった。
レッズにとっては、アディショナルタイムの時間が伸びすぎており、エバートンに有利な笛が吹かれた印象もあった。最後には両チームが入り乱れ、その流れでアルネ・スロット監督とアシスタントコーチも退場処分を受けた。
波乱のダービーを振り返ったチームのキャプテン、フィルジル・ファンダイクは対戦相手のインテンシティを認めつつも、引き分けという結果を受け入れるのは難しいと素直な気持ちを吐露した。
「激しい試合だった。いつだって激しくなるのは目に見えていた。試合終了の土壇場で、あるいは延長戦の末に負けるのは残念なことだ。それを受け入れるのは簡単ではない。特にあのような形ではね。」
「(エバートンは)非常にダイレクトで、セカンドボール、サードボールを奪い合う。これは彼らのカップ戦の決勝戦であり、難しくしようとするだろう。昨シーズンも、彼らがどれだけ難しくしていたかは見てきたし、今年は最後に得点を決めた。彼らにとっては追い風になったが、我々にとっては痛手だった。」
「彼らにはゴールを祝う権利があるが、ドゥクレはファンを挑発しようとしたし、カーティスはそれは正しいことではないと思った。その後、もみ合いになった。レフェリーは試合をコントロールできていなかった。それも一因だ。両チームともそれに対処しなければならなかった。」
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インタビュアーから今回の引き分けが負けにも感じるか問われたオランダ代表センターバックは、レフュリーの判定には不満げな様子を表した。一方で、最後の同点弾は見事なものだったと語った。
「イエスでもありノーでもある。時間オーバーだった。あるチャレンジがファウルになり、同じようなチャレンジがファウルにならなかったという点で、今日の試合ではレフェリーが大きな役割を果たしたと思う。決勝点を許したのは残念だが、素晴らしい一撃だった。」
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