アヤックス時代から関心を示し続けたユルゲン・クロップ監督に請われ、2023年の夏にリバプール入りを果たしたオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ。バイエルン・ミュンヘンでは出番に恵まれず、評価する監督がいるクラブに移籍するのは自然の流れだった。
今シーズンから指揮を執る同郷のアルネ・スロット監督によって、中盤の底にコンバートされると、ここまでプレミアリーグでもトップクラスのパフォーマンスを見せ続けており、国内リーグやチャンピオンズリーグで好成績を残すチームの源になっている。
22歳の長身ミッドフィルダーは、バイエルン・ミュンヘン時代に元セネガル代表FWサディオ・マネにリバプール移籍についてアドバイスを求め、元リバプールのアタッカーはポジティブな点を伝えてくれたことを明かした。
「サディオ(・マネ)は本当にいい人だよ。バイエルン・ミュンヘンにいた時、僕はリバプールのこと、僕にとって良いステップになるのか、クラブはどうなのか、全部聞いたんだ。彼は色々と良いことを言ってくれた。だから、頭の中では “行くしかない!” って感じだったよ。」
Liverpool’s ‘A Day With’
一時代を築いたフロントスリーの一角として、数々のゴールを決めたマネ。ブンデスリーガでは不遇の時期を過ごし、シーズン途中には同僚との仲違いも報じられた。ドイツではわずか1シーズンのみで、半ば追われる形でサウジアラビアのアル・ナスルに移籍した。
サウジ・プロフェッショナルリーグでは今季もレギュラーを任させており、フラーフェンベルフとともにドイツの絶対王者から離れることでキャリアを取り戻した。
セネガル人アタッカーについてはキャリアの終盤だが、オランダ人ミッドフィルダーのキャリアはこれからが本番。安定かつ優秀なプレーを継続させ、世界でも屈指のミッドフィルダーの仲間入りを果たせるのか期待が高まる…