プリマス・アーガイル相手にまさかの敗戦を喫し、FAカップから敗退が決定したリバプール。マージーサイド・ダービーでは試合終了間際に同点弾を決められ、試合後も荒れた。あまり芳しくない流れを払拭するために、アンフィールドでのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦は勝利を手にしなければならなかった。
前半戦こそ楽勝ムードが漂う中、ハーフタイムで戦い方を変えたウルブスに苦戦。全くシュートが打てず、ほとんどの時間帯で守っている印象も強く、1点差に迫られたときはエバートン戦を思い出させた。
しかし、71分から投入された日本代表MF遠藤航が、疲れも見せ始めた中盤を引き締めた。果敢なチャレンジでゴール付近でファールを与える場面もあったが、途中出場とは思えないほどのパフォーマンスで、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選出された。
アルネ・スロット監督が投入した意図を明かした日本代表MFは、自分に課せられたタスクは達成できたと口にしつつも、今後も少ない出番だとしても自分のできることをアピールし続けていきたいと語った。
「投入後、僕がすべきことは(相手に)ゴールを許さず、2-1に抑えることだった。」
「自分の仕事はできたと思う。」
「相手の10番(クーニャ)は優れた選手で、普段は彼と1対1で戦わなければならないが、守備面ではどこにでも行って(彼を)追いかけ、ピッチ全体をカバーしなければならない。」
「勝ち点3を得られてうれしい。最後はとてもタフな試合だったけど、最後まで戦えることが証明できた。3点目を取ったがオフサイドで、その後PKが認められず、失点してしまった。」
「1週間に2回も試合があるので、勝つ必要があった。先発メンバーだけでなく、全員の力が必要だ。」
「もともとディフェンダーとしてプレーしていたので、どのポジションでも構わない。僕にできることは、チャンスがあるたびに自分をアピールすることだよ。」
「これからもハードワークを続けなければならないし、このクラブの一員であることに喜びを感じているし、このクラブのために何かできると思っているんだ。」
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