そのポテンシャルが期待され、ユルゲン・クロップ監督はブラックバーンにレンタルしていたシーズンを除き、トップチームに帯同することを許可されていたイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットだが、アルネ・スロット監督のもとではプレー時間の著しい減少に悩んでいる。
ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライのプレーぶりが日に日に改善し、レギュラーとして欠かせない存在になりつつある。カーティス・ジョーンズやディオゴ・ジョッタらが同じポジションを務める試合もあり、今季においてプレミアリーグでは先発出場がない。
『Media Matters podcast』のホスト、エディー・ギブスが、21歳のミッドフィルダーの去就に触れ、スロット体制ではポジション確保に苦慮していることに言及し、ライバルとなるハンガリー代表キャプテンとは能力が異なると指摘した。
「エリオットの将来は?彼にはペースがないから、右ウイングにはなれないだろう。リバプールは10番を使わないし、スロットのシステムでもそれは変わらないだろう。」
「ボールを持っている時は良いが、ボールを持っていない時はドミニク・ソボスライとは異なる。」
この冬には、プレミアリーグからブライトンが、ブンデスリーガからボルシア・ドルトムントが関心を示しているとの報道が流れた。子供の頃から応援し続けるアンフィールド残留に固執する攻撃的ミッドフィルダーだが、チーム内での序列は下がるばかり。
運動能力的に、ソボスライやジョーンズらと同じエリアをカバーすることは難しく、身長も決して高くないため、フィジカル勝負で負ける場面も目立つ。精一杯、自分ができることをしようとしているが、結果が伴わなわないのが実情。
デイヴィッド・リンチ氏(英ジャーナリスト)にとっても最近のパフォーマンスは想定外だったようで、移籍の噂が出た頃よりもリバプール退団が現実味を帯びてきていると話した。
「彼を売却するという最初の報道が出たとき、私はとても懐疑的だった。」
「今はどうだろう…可能性の範囲外とは思えない。2、3ヶ月前よりも疑念が深まったよ。」