この冬の移籍市場において、サウジアラビアのアル・ナスルはウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス獲得に向けて、7500万ユーロを超えるオファーを提示した。しかし、代役確保は困難を極め、リバプールが中東からの提案に首を縦に振ることはなかった。
マージーサイドのクラブは25歳のストライカーを非売品とは認識しておらず、適切なオファーがこの夏にも舞い込めば、新たなフォワードを獲得するための資金に費やされる可能性があり、サウジアラビアやACミランからの関心が届いている。
スペイン紙『Fichajes』によると、同じくセリエAのユベントスもウルグアイ人アタッカーに関心を示しており、6000万ユーロもの移籍金を準備しているようだ。リバプールが提案に乗るかは微妙なところだが、フォワード陣の入れ替えを検討していても不思議ではない。
ユルゲン・クロップ監督のプレースタイルにはバッチリとハマり、相手の最終ラインの裏を付く能力やアバウトなボールに突っ込むスピードは天下一品で、プレミアリーグでも屈指のものを持つ。一方で、GKとの1対1を決めきれないシーンも目立ち、3シーズン目の今季も改善されていない。
アルネ・スロット監督のもとでは、より柔軟かつ器用なプレースタイルが求められる環境で苦戦している印象が強い。本来左ウィンガーのコロンビア代表FWルイス・ディアスに序列でも負けており、オランダ人指揮官の信頼は決して高くない。
今シーズンはプレミアリーグやチャンピオンズリーグなどを通じて、33試合を終えた時点で6ゴール5アシストと量産体制には入っておらず、嗜好するサッカーを体現するために必要な選手を獲得するために、25歳のアタッカーを犠牲にするかもしれない。
はたして、ウルグアイ代表ストライカーの未来は、どこにあるのだろうか…？