マンチェスター・シティのアカデミーを経て、トップチームに昇格したコール・パーマー。通算41試合に出場したものの、レギュラーになりきれず、2023年の夏にチェルシー移籍を決断。この判断はキャリアを輝かせ、いまやプレミアリーグでも屈指の攻撃的プレーヤーに成長を遂げた。
イングランド代表にも欠かせない存在になった22歳のミッドフィルダーは、ゴールとアシストの両面でチームの核に定着。パーマーの出来次第で、チェルシーの成績も上下するなど、同クラブの代名詞になった。
今シーズンの前半戦こそ調子の良かったロンドンのクラブだが、徐々に順位を落としており、来季のチャンピオンズリーグ出場権を巡る熾烈な競争に巻き込まれている。
現役時代にはアストン・ビラやマンチェスター・ユナイテッドで数多くのゴールを記録した元トリニダード・トバゴ代表FWドワイト・ヨークは、同選手の去就について言及。リバプールが唯一のクラブであると主張しつつも、あくまでエジプト代表FWモハメド・サラーの退団がトリガーになると語った。
「私には、彼がそのような人物だとは思えない。チャンピオンズリーグに出場できないシーズンでも、チェルシーを離れることを要求するとは思えない。」
「彼はまだ若いし、チェルシーに行ってキャリアを立て直し、そこでトップになった。どうしてクラブに所属し、同時にトップの座にいることから離れようとするんだ?」
「どこに行ってトッププレーヤーになり、一流になるつもりなんだ?リバプール?マンチェスター・ユナイテッド?彼はマンチェスター・ユナイテッドのファンだと言っていたけれど、シティの人間だから行かないだろう。そのほかにはアーセナルがあるが、ブカヨ・サカがいるから行かないだろう。」
「もしモウ・サラーが去ることになれば、リバプールも選択肢に入るかもしれない。それこそ、彼らがそうすることを視野に入れるかもしれない。だから、もしモウ・サラーが退団するようなことがあれば、その時はこの記事を読んでほしい。」
「モウ・サラーが去ることになれば、そうならない理由はない。さもなくば、なぜ彼はチェルシーを去りたがるのだろうか?」
「彼はクラブのトップだ。毎週、毎週プレーしている。チャンピオンズリーグは重要だ。もしもチャンピオンズリーグを逃し続ければ、その時初めてコール・パーマーにとって問題になる。」
「来年、チェルシーが戻ってきて、ハードワークし、チャンピオンズリーグ出場権を獲得し、プレミアリーグでも戦えるようにすれば、パーマーにとってすべてがハッピーになる。」
「彼を誘惑できるクラブはリバプールだけで、それもサラーを手放すのが先だろう。私は純粋にそう思っているよ。」