ニューカッスル・ユナイテッドFWアレクサンデル・イサクを巡る去就が慌ただしくなっている。リバプールやアーセナルらが強い関心を抱いているとの噂が飛び交っており、この夏に向けて、争奪戦が展開される予想がされている。
そして、海外メディア『The Athletic』デイビット・オーンスタイン記者は、その噂が本当であると明かした。リバプールがリストアップしている中で、同記者が唯一聞いたのが、スウェーデン代表ストライカーで、今夏の移籍市場における大きな話題になるだろうと語った。
「彼らには言うまでもなく複数の選択肢があるが、私が個人的に耳にした唯一の名前は（他の選手もすでに報じているが）アレクサンデル・イサクだ。」
「このスウェーデン人を気に入っているのはリバプールだけではない。ミケル・アルテタが彼との契約を望んでいるのは知っているし、チェルシーやバルセロナも噂されている。チャンスがあれば他の多くのチームも熱望するだろう。」
「しかし、それは大きな “もしも” である。ニューカッスルはベストプレーヤーを売るつもりはなく、当然ながらこのような話は歓迎しない。イサクは既存の契約を3年以上残しており、給料も非常に高いため、セント・ジェームズ・パークの上層部には現金化する金銭的な必要性はない。」
「さて、どんな選手にも値段というものがあり、ニューカッスルがイサクに特別な金額を設定していることは知らないが、業界内で出回っている数字は1億5000万ポンドといったところだろう。」
「おそらく、もしチームがそのような目を疑うようなオファーを出す用意があるのなら、話は別だろう。しかし、ニューカッスルはここでエースを握っており、彼らのプランは彼なしでは成り立たず、むしろ彼とともに築き上げることだろう。」
「リバプールは、イサクが本当に獲得できる場合のみ、移籍を検討する。ただ、（ニューカッスル・ファンの皆さんには申し訳ないが）彼の将来は、今夏の移籍市場へ向けて、そして移籍市場において、大きな話題のひとつになると思う。」
Q&A for The Athletic
25歳のストライカーは今季、プレミアリーグやカラバオカップ、FAカップを通じて31試合を終えた時点で、22ゴール5アシストを記録。ゴール前での破壊力は無論だが、ウィンガーやミッドフィルダー陣とのコンビネーションにも長け、アルネ・スロット監督が目指すサッカーには最適な人材と言える。
しかし、移籍金は高騰する。リバプールが現時点で予想される金額を支払うわけもなく、アンフィールド行きは考えにくいが、下馬表を覆して、リバプール移籍が実現する未来はくるのだろうか…？