ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスはおろか、マンチェスター・シティ戦の前半にはカーティス・ジョーンズがセンターフォワードを務め、日に日にチーム内での序列が下がっているウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスはこの夏にもアンフィールドを去ることが濃厚だ。
リバプールで3シーズン目にも関わらず、決定率は一向に高まらず、シュートテクニックや精神面でも大幅な成長は見られない。アルネ・スロット体制で求められる最前線での役割にも苦労しており、よりポゼッションに重きを置き始めたチームにおいて、存在感は薄くなる一方。
スペイン紙『El Nacional』によれば、リバプールは同選手の売却に向けた行動を進めており、バルセロナやアトレティコ・マドリードにも話を持っていったようだ。ただし、両クラブとも明確な関心は示しておらず、オファーには至っていない。
ベンフィカから8500万ユーロもの大金で、同時期に退団したセネガル代表FWサディオ・マネの後継者とも期待された。ピッチ上で見せるパッションはがむしゃらなプレッシングは魅力的だが、足元の技術がぎこちないシーンも目立ち、前線でボールを収めて、味方と連携しながらのプレーには苦労している。
ただし、大金を投じただけに、マージーサイドのクラブは少しでも高い金額で放出したい。今回の報道に出たスペインの両クラブは、レアル・マドリードに比べると潤沢な資金力を有しているとは言い難い。
最も有力視されるのは、この冬の移籍マーケットにおいて、ウルグアイ人フォワード獲得に本腰を入れていたサウジアラビア行きだろう。豊富な資金を持っており、この夏にふたたび獲得に乗り出すとも言われ、選手側と合意さえすれば移籍は問題なく進みそうだ。
はたして、25歳のストライカーは中東行きを決断するのか、もしくはスペイン行きがあり得るのか、はたまたアンフィールドに残留することになるのか…?