獲得直前まで行ったレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディを筆頭に、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフと中盤の底でライバル関係になれる守備的ミッドフィルダーを探すリバプールは、これまでも数多くの選手との関係が報じられてきた。
いずれも具体的な話題に発展することなく、この冬の移籍市場においてはミッドフィルダーおろか、誰も加入することなく、締切を迎えた。それでも継続的に実力のあるミッドフィルダーへの関心は衰えておらず、今夏のマーケットに向けて、リーグ・アンに熱視線を送っている。
英『Anfield Watch』によると、リバプールはパリ・サンジェルマンに所属するフランス人MFウォーレン・ザイール・エメリの能力を高く評価しており、アンフィールドに連れてくるために巨額のオファーを準備しているようだ。
2023年6月のフランス代表デビュー以来、6試合でピッチに立つ19歳のミッドフィルダーは、ルイス・エンリケ監督率いるチームでレギュラーに定着。今シーズンもすでに30を超える試合数をこなしており、キャリアは前途洋々だ。
厳密には守備的ミッドフィルダーではないものの、セントラルMFとして起用されることが多いが、右サイドでもプレー。右の中盤やサイドバックとしてもピッチに立っており、フランス代表の未来を担う逸材として期待されている。
昨年の夏に契約更新を行なっており、2029年6月まで契約を残す。さらには延長オプションも付随しているため、フランスのクラブを納得させる金額をマージーサイドのクラブが提示できる可能性は低そうだ。
リリース条項の有無には振られておらず、純然たるオファーだと超高額の提示が必須。絶対的なレギュラーではない選手に大金を注ぎ込むわけもなく、あくまで噂で終わりそうな雰囲気が漂っている。
はたして、フランス代表MFは来季、プレミアリーグにステップアップする未来はあるのだろうか…?