ユルゲン・クロップ監督に引き抜かれる形で、ポルトガルからイングランドに渡ったウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスは、1年目〜2年目とゴール数を増やしてきたが、監督交代で役割の変更に伴い、センターフォワードとして苦悩している。
劇的なゴールを挙げて、チームの勝利に貢献する試合もある一方で、多くの時間をベンチで過ごしており、レギュラーの座を掴むに至っていない。また、アルネ・スロット監督が求めるプレースタイルとは特長が異なっており、日に日に退団の噂が盛り上がっている。
しかし、25歳のストライカーは決して諦めていない。プレーする時間が短いからと言って、投げ出すような選手でははないと自分を表現。ゴールが入らない日々にも努力を続けることが大切だと、シーズン終盤戦に向けて意義込みを語った。
「代表チームのことを考えて、1分1秒を楽しんでいる。」
「サッカー界では、このような瞬間を経験するもので、先日も言ったように、プレーできないからといってタオルを投げるような人間ではなく、プレーできるように努力を続けるつもりだ。」
「PSG戦で途中出場したときのように、調子がいいときは、次の試合でそれを打ち破ることができるという自信に変わるから難しいんだ。でも、スランプに陥ってしまうんだ。代表に戻ったら、いつもチームメイトを助けるためにそこにいる。」
「なかなかボールが入らない。」
「たくさん走らせて、良いプレーをしたのに、ゴールを決められない。」
「僕は家族がいつも応援してくれているので、気持ちは強い。アルゼンチンを倒して勝ち点3を手にしたように、努力を続けてみんなに喜びをもたらすことが大事なんだ。」
El Pais
この冬にはサウジアラビア移籍が取り沙汰されたウルグアイ人フォワードは、中東行きにも前向きと見られている。他方、アトレティコ・マドリードやACミランなどスペインやイタリア勢も動向を見守っており、争奪戦が展開されるかもしれない。
まだまだ実力を証明する時間こそ残されているが、現時点では新たな戦力補強を狙い、現有戦力の売却で資金を集めなければならず、その対象としてヌニェスが選ばれても不思議はない立ち位置にいる。
はたして、元ベンフィカFWは来季もアンフィールドで戦うのか、もしくは別のクラブに新天地を求めるのだろうか…?