子供の頃からアカデミーで切磋琢磨し、10代後半からはトップチームでもレギュラーの座を得たリバプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルド。アルネ・スロット新監督も先発メンバーに据え、守備面で少し改善も見せるなど主軸として活躍してきた。
今シーズンまでとなっていた現行契約の延長交渉は停滞。昨年から話し合いが続いていたが、レアル・マドリードからの熱烈な誘いに心が揺れていた。モハメド・サラーやフィルジル・ファンダイクのように公には発言することなく、無言を貫いてきた。
しかし、イングランド代表の常連でもある26歳の右サイドバックは、自らの去就を決断したようだ。海外メディア『talkSPORT』によると、同選手は週給220,000ポンドを超える5年契約に合意し、来季はスペインで戦うことを決めた。
この冬の移籍マーケットにおいても、レアル・マドリードからオファーが届いていたが、戦力低下を懸念したマージーサイドのクラブは拒否。よって、フリートランスファーでの退団が濃厚になり、リバプールは移籍金を手にすることができなくなる。
アンフィールドでは週給180,000ポンドを受け取ると言われるイングランド人DFだが、スペインではさらなる高給を手にすることになる。プレミアリーグでの戦いに終わりを告げ、ラ・リーガでの新たなチャレンジに歩みを進める。
サポーターにとっては悲しいニュースになるのは間違いない。また、モハメド・サラーやフィルジル・ファンダイクにも退団の可能性が残っている中で、副キャプテンの契約満了での退団は大きな痛手として刻まれる。
まだ公式発表がなされていないため、それを確認するまでは信じたくないところ。北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが在籍しているものの、怪我する期間も長く、右サイドバックのレギュラーを確保しなければならない。
バイエル・レバークーゼンDFジェレミー・フリンポンら様々なディフェンダーの名前が浮上しては消えていく中、リバプールは誰に白羽の矢を立て、オランダ人指揮官と新たな時代を歩むのだろうか…?