アルネ・スロット監督はセンターフォワード陣の刷新を狙っている。この冬の移籍マーケットにおいて、サウジアラビアからオファーが届いたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの放出にも前向きだったが、後釜を確保する時間がなかったため、移籍が成立することはなかった。
しかし、中東のクラブがふたたび獲得に乗り出す可能性も高く、ACミランやアトレティコ・マドリードらヨーロッパからも視線が向けられており、25歳のフォワードはリバプールでの生活を3年で終了する公算が高い。
ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタは毎年のように怪我を繰り返しており、今季は復帰してゴールから遠ざかっている。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズへ復帰も取り沙汰されている中、最前線の選手を入れ替えるかもしれない。
いきなり2選手を手放すのはクラブ運営として得策ではないが、どちらかが退団することになるだろう。そして、リバプールはプレミアリーグで得点を量産するニューカッスルFWアレクサンデル・イサクに関心を示すものの、争奪戦は避けられず、移籍金も高騰していることから代役をリストアップしている。
英『Daily Mail』によると、スウェーデン代表ストライカー獲得を失敗した場合に備えて、マージーサイドのクラブはアイントラハト・フランクフルトで活躍する22歳FWウーゴ・エキティケに熱視線を向けており、同選手の動向を追っているようだ。
パリ・サンジェルマンではブレークスルーできなかったが、秘めた才能がブンデスリーガで開花。は半年間のレンタル移籍を経て、2024年の夏に加入したフランクフルトでは、センターフォワードとして数多くのゴールに絡んでいる。
今シーズンは38試合を終えた時点で、19ゴール8アシストと見事な数字を残しており、ドイツ国内でも評価の高いフォワードとして認識される。フランスのフル代表経験こそないが、タレント軍団の常連になるのも時間の問題だろう。
長身ながらもしなやかな足元のテクニックに加えて、縦に抜け出すスピードを持ち合わせる。ゴール前での決定力も高く、ニューカッスル・ユナイテッドの攻撃を牽引する25歳のストライカーと似た能力を持っており、代役としてリストアップするのは理解できる。
移籍金も法外な金額になるとは思えず、格安のオプションとして現実的なターゲットと言える。はたして、レッズはフランスの未来を担うかもしれない若きフォワードに白羽の矢を立てるのだろうか…？