エジプト代表FWモハメド・サラーの大活躍もあって、そこまで目立っていないが、他のフォワード陣の得点力低下は深刻だ。コーディ・ガクポが安定してゴールを挙げているが、ルイス・ディアスはゴールに絡む確率はシーズン前半に比べると、劇的に減少している。
ディオゴ・ジョッタも負傷から戻ってきてからはパフォーマンスが100%に達しておらず、相手のゴール前での脅威も半減。ダルウィン・ヌニェスも決定力不足は拭えず、フェデリコ・キエーザに関しては試合にすら出ていない。
攻撃陣の刷新を狙っているとも言われるリバプールだが、世界中で活躍するアタッカーに注目を寄せているが、イタリアの地にもスカウトチームを送り込んでいる。
海外メディア『Caught Offside』によれば、レッズはセリエAのユベントスで躍進する弱冠19歳FWケナン・ユルディズに注目しており、オファーを準備しているようだ。6000万ユーロから交渉をスタートさせたい方針だが、イタリアのクラブは1億ユーロに近しいものでなければ合意することはないだろうとも報じた。
ドイツに生まれ、バイエルン・ミュンヘンのアカデミーにも在籍経験を持つ。代表歴はずっとトルコ代表を選択しており、2023年10月にフル代表デビューを飾って以来、17試合でピッチに立ってきた。
ユベントスでは今季、国内リーグやチャンピオンズリーグなどを通して40試合以上に出場を果たしており、その大半を試合開始から出番を得ている。41試合を終了した時点で、6ゴール4アシストを記録し、攻撃陣の主戦力に定着している。
恵まれたスピードと高いテクニックで相手のディフェンス陣を翻弄し、左サイドから攻撃を活性化させる。切れ味鋭いドリブル突破は魅力的で、チームの攻撃にリズムをもたらす。決定機の演出にも優れ、チアゴ・モッタ監督にとって欠かせない存在に成長した。
同選手のリバプール移籍が報じられたのは今回が最初ではない。しかし、いずれも噂程度でしかなく、発展することはなかった。
イタリアのクラブとの契約が2029年6月まで残っているため、恐ろしいほどの大金を積まなければ放出には応じないだろう。よって、今回の報道が真実になる可能性は低いが、先が読めないのは移籍市場であり、予想してない事態が起こるかもしれない…