イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがリバプールとの契約更新に向けた話し合いが平行線のまま、時間だけが過ぎていく。アンディ・ロバートソンも年齢が上がり、連続して好パフォーマンスを見せるのが難しくなってきている。
両サイドバックに補強が必要になる可能性が高まる中、左サイドバックにはボーンマスDFミロシュ・ケルケズを筆頭に、様々なターゲットの名前が報じられている。そして、そのリストに新たな選手が加わった。
海外メディア『TBR Football』によると、リバプールはもしもの事態に備えて、ノッティンガム・フォレストに所属するナイジェリア代表DFオラ・アイナに関心を示しており、同じくプレミアリーグのマンチェスター・シティも獲得を狙っているようだ。
28歳のディフェンダーは今シーズン限りで契約満了を迎える。ここまで契約延長を結んでおらず、フリートランスーで獲得が可能。ナイジェリア代表でも40試合に出場を果たし、今季は好調を継続するノッティンガムの堅守に貢献し、攻撃においても確かなテクニックでリズムをもたらす。
2023年7月にトリノからイングランドに渡った同選手は、今季その評価を急激に高めている。右サイドバックだけではなく、左サイドバックとしてもプレーできるため、長く過酷なリーグを勝ち抜くのに、強豪クラブにとっては貴重な戦力になり得る。
ただし、リバプールにとっては彼の年齢は気がかり。今年10月には29歳になるため、マージーサイドのクラブが本腰を入れて獲得に動き出すとは思えないが、仮にもアレクサンダー=アーノルドが退団を決断すれば、金銭的な負担が少ない現実的なターゲットのひとりとして認識していてもおかしくはない。
マンチェスター・シティは、現在ACミランにレンタル移籍中の元イングランド代表DFカイル・ウォーカーに代わるディフェンダーに据えるため、元イングランドU-21代表DFに白羽の矢を立てる可能性もあるそうだ。
はたして、好調なノッティンガムの右サイドを任される28歳のディフェンダーは、新たなキャリアに歩みを進めるのだろうか…?