RBライプツィヒから加入したフランス代表DFイブラヒマ・コナテは、元カメルーン代表DFジョエル・マティプとレギュラー争いを繰り広げつつ、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクのパートナーとして成長してきた。
いまや世界を代表するセンターバックとなった25歳のディフェンダーは、リバプールとの契約が2026年6月までと迫っている。この夏を超えると、わずか1年間しか猶予がなく、今季のモハメド・サラーやファンダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルドと同じ状況に陥ってしまう。
昨年から所属クラブとの話し合いを継続してきたリバプールとフランス人DFだが、ここまでは合意に至っていない。サラーやファンダイクらの去就なども待っているとも伝えられる同選手だが、給与額の大幅なアップも狙っている。
英『The Times』によると、現時点で週給80,000ポンドを受け取るフランス代表DFは、新たな契約を結ぶにあたって、2.5倍となる週給20万ポンドへの昇給を求めているようだ。
もしも新給与になれば、オランダ代表DFとも近しい給与を得ることになり、クラブ内でもトップ5には入る週給額になる。詳しい金額こそ出回っていないものの、海外サイト『Spotrac』を参照するに、サラーとファンダイクに次ぐ、3番手の給与を受け取る見通しだ。
アンフィールドではここまで126試合に出場しており、同国代表でも21試合でピッチに立ってきた。アルネ・スロット監督のもとでは絶対的な先発の座を確保しており、特にシーズン前半戦は圧倒的な強固なディフェンスを支えた。
1対1での対人守備やカバーエリア、高さ、ボール扱いなどモダンなセンターバックに必要となる能力を兼ね備えており、前線へのフィードも改善しつつある。相棒のファンダイクからのパスを消す守備をする相手チームも多いため、コナテからのパスがキッカケとなる試合も多い。
シーズン後半戦に進むにつれ、失点数が増えつつあるリバプールの最終ライン。将来的にはディフェンスリーダーの役割を期待されるフランス人ディフェンダーは、スロット体制がどの方向に進むのか見極める時期でもあるかもしれない。
リバプールからすれば、早めに新契約締結を成し遂げたいが、はたしてどのような決着を迎えるのだろか…?