ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスのリバプール退団が濃厚になりつつある。今冬にオファーを提示したサウジアラビアがふたたび獲得に乗り出す可能性が伝えられる一方で、スペインやイタリアからも関心が噂されている。
アルネ・スロット監督は新たなセンターフォワードを求めており、理想的なターゲットとしてニューカッスル・ユナイテッドFWアレクサンデル・イサクの名前が挙げられているものの、高額な移籍金が実現を阻む。
リバプールはそれでも同選手獲得に動き出す可能性もあるが、要求額を引き下げなければならない。昨年にはイングランド代表FWアンソニー・ゴードンを狙い、ジャレル・クアンサーやジョー・ゴメスらが含まれていたとも言われ、今回の交渉でも選手を引き渡す条件を提示するかもしれない。
海外メディア『Give Me Sport』によると、ニューカッスル・ユナイテッドのエディ・ハウ監督は、リバプールのポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタとイングランドU-21代表FWハーヴェイ・エリオットに関心を持っているようだ。
イングランド北部のクラブは基本的にはスウェーデン代表のストライカーを手放すつもりは毛頭ない。法外な要求額もその意向を反映したもので、プレミアリーグの得点ランキングで上位に位置するフォワードをライバルチームに渡すのはさらに可能性が低い。
ディオゴ・ジョッタとハーヴェイ・エリオットはともにアルネ・スロット体制で完全にフィットしているとは言い難い。ポルトガル人アタッカーは、負傷する前は多くのゴールに絡んだが、復帰後はコンディションが整わず、アンフィールドでのエバートン戦で久しぶりに得点を決めた。
ハーヴェイ・エリオットに至っては、プレミアリーグで先発出場がなく、ブライトンやボルシア・ドルトムントが関心を示しているとの報道も流れた。選手本人は子供の頃からサポートしてきたチームに留まる気持ちを明かしているが、オランダ人指揮官の信頼を勝ち取れていない。
ただし、貴重な戦力であることに変わりなく、一気に2選手を売却ないし放出するのは現実的ではない。補強ポイントはセンターフォワードだけではなく、センターバックや左右のサイドバック、守備的MFと多岐にわたり、現有戦力をさらに活かす戦術の開拓も求められる。
はたして、リバプールとニューカッスルの間でビッグディールが成立するのか?そして、その取引にイサクやジョッタ、エリオットが含まれるのだろうか…?