フィルジル・ファンダイクの年齢も上がってきており、近年は彼の後釜を担えるセンターバック探しを本格化させているリバプール。イブラヒマ・コナテが安定したパフォーマンスを披露しているが、ジョー・ゴメスは負傷癖から抜けきれず、ジャレル・クアンサーも監督から全幅の信頼を得ているとは言い難い状態が続く。
昨夏の移籍マーケットにおいては、左サイドバックもできる左利きのセンターバックが数多くのアンフィールド行きを報じられるものの、いずれも成立には至らなかった。この夏は左サイドバックの確保の優先度も高まっており、センターバックとサイドバックの両方を兼用できる選手の重要度が増している。
海外メディア『Sky Germany』によると、リバプールは元々噂に挙がっていたバイエル・レバークーゼンDFピエロ・インカピエに関心を示しており、レアル・マドリードも同じくエクアドル代表のセンターバックに熱視線を送っているようだ。
また、バイエル・レバークーゼンはすでにFCルガーノに所属するスイス代表DFアルビアン・ハジダリを後釜として見据えており、エクアドル代表のセンターバックの移籍に向けて準備を整え始めているとも報じている。
シャビ・アロンソ監督のチームにおいて、数多くの試合でスタメン出場を果たしている23歳のセンターバックは、左利きで左サイドバックとしてもプレー可能。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなどの経験も豊富で、他の主軸とともにステップアップの時期も迫っている。
23歳にも関わらず、母国のフル代表では44試合に出場しており、国際舞台での経験も多く持っている。ブンデスリーガでも100試合を超えてピッチに立ち、世界でもトップクラスのプレミアリーグやラ・リーガでのプレーにも前向きなはずだ。
しかし、マージーサイドのクラブは兼任できるセンターバックの獲得は鳴りを顰めており、ボーンマスDFミロシュ・ケルケズ獲得を狙っているとも言われ、ふたたびエクアドル人ディフェンダーに舞い戻るとも思えない。
はたして、リバプールやレアル・マドリードはブンデスリーガの強豪クラブから、レギュラーのセンターバックを引き抜くことになるのだろうか…?
