2023年の夏、モイセス・カイセドやロメオ・ラビアら若手の守備的MFを追い求めたリバプールだが、どちらの選手もチェルシー行きを決断。狙っていた選手を逃したが、それからの動きは早く、当時シュトゥットガルトに所属していた日本代表MF遠藤航を獲得した。
初めてのプレミアリーグで序盤こそ苦戦していた32歳のミッドフィルダーだったが、2023年12月頃からスタメンに定着すると、主にボールを奪取する部分で実力を発揮した。ところが、アルネ・スロット監督の就任で雲行きが怪しくなった。
オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを重宝しているオランダ人指揮官は、日本代表のキャプテンの起用には慎重。試合終盤に投入することは多くも、スタメンで出番を与える機会は非常に少ない。
それでも与えられたチャンスで結果を残し続ける守備的MFについて、遠藤航の3歳年下の弟、暁(さとる)はインタビューに応えると、実の兄を誇りに思っていると語り、アンフィールドで活躍する姿に言葉では表現できない喜びを感じていると明かした。
「兄がリバプールでプレーするようになり、日本代表のキャプテンになってからもしばらく経っていて、今の僕にとっては当たり前のことになっている。」
「でも、日本代表のキャプテンになることは、誰もがなれることではないし、リバプールでもプレーでのプレーも同じ。だから、そう、彼を誇りに思うよ。」
「去年はプレミアリーグを見るためにアンフィールドに行ったし、彼がシュツットガルトにいたときはドイツにも行ったよ。」
「兄があんなに大きなクラブで、信じられないような雰囲気の中でプレーしているのを見るのは、僕にとってとても素晴らしいことだった。あの時のことは言葉では言い表せないよ。」