リバプールに生まれたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは、レアル・マドリード行きを決断したとも報じられ、細部の調整を行っている。今シーズン限りでの退団は避けられない状況に陥っており、マージーサイドのクラブは新たな右サイドバック確保を本格化させている。
北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが在籍するも、負傷で離脱している期間も長い。右サイドバックでも兼用できる27歳DFジョー・ゴメスも怪我でシーズンの大半をベンチ外で過ごすことも多く、離脱せずにシーズンを戦える選手の必要性は高まっている。
オランダ代表DFジェレミー・フリンポンを筆頭に、様々なディフェンダーの名前が浮上しては消え去っていく中、バルセロナやレアル・マドリードも関心を示すような右サイドバックへの興味が浮かび上がってきた。
ルーマニア紙『Pro Sport』によると、リバプールはラージョ・バジェカーノでプレーするルーマニア代表DFアンドレイ・ラティウをリストアップし、スペイン勢との争奪戦に加わったようだ。なお、2100万ポンド前後のリリース条項が設定されているとも。
ルーマニア出身だが、ほとんどのキャリアをスペインで過ごす26歳のディフェンダーは昨シーズンは控えに甘んじたが、今季はレギュラーの座を確保しており、出場してきた28試合のうち大半をスタメンで起用されてきた。
右サイドバックとして、ラ・リーガで名を上げているルーマニア人ディフェンダーだが、この夏の移籍市場において、ステップアップを遂げるのだろうか…?