ダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアス、ディオゴ・ジョッタ、フェデリコ・キエーザら攻撃陣のほとんどに退団を仄めかす報道が出回っている。その中でも最も可能性が高そうなのが、センターフォワードとして苦戦を強いられるウルグアイ代表ストライカーだ。
この冬の移籍マーケットにおいて、サウジアラビアからオファーが届き、今夏にも中東のクラブがオファーを提示することが予想されている。代役確保が難しく、冬での放出を見送ったものの、時間のある夏での売却は十分にあり得る。
ニューカッスルFWアレクサンデル・イサクやフランクフルトFWウーゴ・エキティケら長身ながらも、周りと連携しながら攻撃を展開できるストライカーに注目を寄せているが、彼らの問題点は移籍金が高騰していることだ。
フランス紙『L’Équipe』によれば、かかる予算が少ない代替ターゲットとして、マージーサイドのクラブはヴォルフスブルクFWモハメド・アムーラにも熱視線を送っている。なお、同じく点取り屋を求めるアーセナルやノッティンガム・フォレストも関心を示しているようだ。
今シーズン、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからレンタル移籍でヴォルフスブルクに加入した24歳のフォワードは、ブンデスリーガが24試合を終えた時点で、10ゴール9アシストを記録し、一気に人気銘柄に踊り出た。
ドイツのクラブはすでに買取オプションの行使は決定しており、1400万ユーロ前後で完全移籍を果たす。新天地で才能を開花させたアルジェリア代表のアタッカーは、同国のフル代表でも32試合で13ゴールを挙げてきた。
センターフォワードだけではなく、ウィンガーとしてプレーも可能。イサクやエキティケとは大きく異なり、170cmの小柄なフォワードなだけに、リバプールが本気で獲得を狙っているとはあまり思えない。
ただし、ベルギー時代から決定力の高さは評価されてきた。これまでのキャリアにおいて、183試合で67ゴール29アシストを奪っており、もしもディアスやキエーザを放出した場合には、貴重な戦力として使い勝手の良いプレーヤーになるかもしれない。
はたして、リバプールは攻撃陣の大幅な入れ替えを実施し、ブンデスリーガで名を挙げる24歳のストライカーをアンフィールドに迎え入れる未来はあるのだろうか…?