オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクの年齢が高まっており、27歳DFジョー・ゴメスは怪我に悩まされる時期が多い。また、22歳DFジャレル・クアンサーはアルネ・スロット監督から100%信頼されている感じはない。
現時点で中長期的にセンターバックの中心になれそうなのが、フランス代表DFイブラヒマ・コナテのみ。次なる時代に歩みを進めるためにも、最低でもレギュラーを任せられるレベルのディフェンダーの確保は緊急度の高い課題だ。
昨年の夏から様々なセンターバックへの関心が報じられてきたが、以前報道にも挙がっていたフランス人DFウマル・ソレがターゲットとして再浮上し、マンチェスター・シティやチェルシーらとの争奪戦が勃発すると、イタリア紙『Sport Italia』が伝えた。
当時はレッドブル・ザルツブルクに所属しており、オーストリアのクラブでは通算106試合でピッチに立ってきた。昨年9月から無所属状態が続いていたが、今年1月からウディネーゼに在籍。すでに12試合に出場を飾っている。
リバプールは当初ザルツブルクでの負傷癖に難色を示していたようだが、イタリアでの活躍を見て、ふたたびリストに名前を記載したそうだ。なお、25歳のセンターバックに対して、3000万ユーロからオファー合戦が始まるとも報じている。
ただし、経験値や能力値を見ても、プレミアリーグにすぐに通用するとは思えない。リバプールだけではなく、シティやチェルシーでもレギュラー争いに加わるとも考えにくく、再出発を図っているセリエAで実力を示すことが当面の課題となる。
はたして、予想に反して、リバプールやシティ、チェルシーなどのプレミアリーグ勢は、新たなセンターバックとしてウディネーゼDFに白羽の矢を立てることはあるのだろうか…?
