モハメド・サラーとフィルジル・ファンダイクとの契約更新が決まり、中軸の戦力を留めることに成功したリバプール。来シーズンに向けて人員整理の話も進んでおり、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスやイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットらに退団の噂が出回っている。
そして、放出候補のひとりとして取り沙汰されているのが、22歳DFジャレル・クアンサー。昨シーズンはフィルジル・ファンダイクやイブラヒマ・コナテに次ぐ3番手として活躍するも、アルネ・スロット監督に代わってからは序列が下がった。
ニューカッスルからも関心が報じられている同選手だが、ファブリツィオ・ロマーノ氏は彼の去就からは目が離せないと語った。また、プレミアリーグのみならず、ブンデスリーガのクラブからも熱視線が届いているようだ。
「ジャレル・クアンサーから目を離さないだろう。なぜなら、彼はとても優秀で才能があると同時に、時にはプレーしたくなることもあるだろう。」
「フィルジル・ファンダイクは契約延長間近だし、(イブラヒマ・)コナテもまだいる。(ディーン・)ハイセンへの関心もある。リバプールにはそのポジションに多くの選手がいる。」
「確かに怪我は試合の一部であり、現代サッカーではいつものように多くの試合が待ち構えているが、ジャレル・クアンサーはいくつかのクラブから興味を持たれている。私が聞いているところではニューカッスルだが、ブンデスリーガのドイツのクラブからも興味を持たれている。」
「動きがあるかもしれないと聞いている。もし選手が新しいことに挑戦したいと望むなら、彼はリバプールが現金化を検討する選手の1人になるかもしれない。」
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アンフィールドではオランダ代表DFとフランス代表DFの壁が厚く、27歳DFジョー・ゴメスも控える。今夏の移籍市場において、新たなセンターバック確保を狙っているリバプールだけに、来季はさらに競争激化が見込まれる。
22歳と伸び盛りの選手だけに、毎週のようにプレーできる環境を求めていても不思議はない。最近では右サイドバックでもプレーしたが、攻撃面での能力が低すぎるため、ディフェンダーじゃないイングランド代表MFカーティス・ジョーンズが2試合連続で先発起用されていた。
ニューカッスルFWアレクサンデル・イサク獲得を狙うリバプールだけに、その移籍金を少しでも下がるための要員としてトレードされる可能性もあるが、若きイングランド人ディフェンダーは来季、どこでプレーすることになるのだろうか…?
