アカデミーで育ち、副キャプテンまで上り詰めたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドの退団が迫っている。契約満了でそのままチームを離れ、レアル・マドリード行きが濃厚になっている。
北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが目覚ましい活躍を見せているものの、何度も怪我を負っており、毎シーズンのように一定期間を離脱している。シーズンを通して、戦い抜くためにもレギュラー争いを展開できるトップレベルの右サイドバックは欠かせない。
グラエム・ベイリー記者（英国人ジャーナリスト）は、新たな右サイドバック候補のひとりとして、リバプールがフライブルクDFキリアン・シルディリアに注目していると発言。2026年6月までの契約となっており、資金的にも優良なオプションであると付け加えた。
「面白い選手だよ。フランス人で、運動能力が高く、身長180センチ。注目を集めている右サイドバックで、リバプールも彼に注目している。」
「彼はリバプールの条件を満たしていると思う。ブンデスリーガで2〜3シーズン良い成績を残しているから、まったく注目されていないわけではない。しかし、我々は（ジェレミー・）フリンポンの話をしているわけではない。移籍金は4,000万～5,000万ポンドになる。この夏にリバプールが獲得するすべての選手がそのような価格帯になるわけではない。」
「彼は契約が1年しか残っていないし、興味深い有望株だ。」
「チェルシーも彼に注目していたし、マン・シティも大型サイドバックが好きだ。ただ、彼はリバプールの別の選択肢だと思う。」
Rousing the Kop
母国フランスではプロ経験こそないが、トップチームデビューを飾ったフライブルクでは100試合以上に出場してきた。フランスU-23代表にも選出されており、パリ・オリンピックでも5試合でピッチに立った。
186cmと大柄なサイドバックで、攻守両面で実力を発揮し続けている。ヨーロッパでも数多くの強豪クラブがこぞって関心を示すディフェンダーで、チェルシーやマンチェスター・シティ以外にも獲得に乗り出すクラブが現れても不思議はない。
はたして、リバプールは新たなサイドバックとして、フランス人の22歳DFに白羽の矢を立てるのだろうか…？