オリンピック・リヨンで、頭角を現しつつある20歳のベルギー代表FWマリック・フォファナ。所属クラブの財政状況もあって、才能豊かな若きウィンガーを割安な移籍金で獲得するため、強豪クラブがこぞって関心を示している。
プレミアリーグで首位争いを繰り広げるリバプールとアーセナルも例に漏れず、ベルギー人アタッカーに熱視線を送っているとの噂が出回っている。どちらのチームも前線の強化を狙っており、長期的に活躍できるだけのポテンシャルを持つ同選手は魅力的な人材と言える。
世界でもトップクラスの人材が集うプレミアリーグへの移籍もあり得るリヨンのウィンガーは、メガクラブからの関心に反応。まずは自分のプレーに集中すること、そして自らの力にも自信を持っていることを明かした。
「正直なところ、(リバプールとアーセナルの)関心のことは耳にしているけど、僕には影響ない。だから自分のことだけに集中して、素晴らしいプレーをすれば、あとはついてくると思っている。」
「僕はプレミアリーグをよく見ているし、ビッグクラブがたくさんあることも知っている。今はただ、ピッチで復活を遂げたいんだ。」
「頭の中では、 “今シーズンは世界に自分をアピールしなければならない” と自分に言い聞かせている。自分にはその能力があるとわかっているからね。」
「自分の才能はわかっているし、何ができるかもわかっているから、時間の問題だったんだ。僕は冷静だし、優れたメンタリティを持っている。いつかはそうなると思っているんだ。」
Football Insider
フランスのクラブでは、絶対的なレギュラーの座を掴み取っているわけではない。ポテンシャルこそ示しているが、リバプールはモハメド・サラーの長期的な後継者候補として、同クラブに所属するフランスU-23代表FWラヤン・シェルキにも注目している。
これまでのキャリアを通しての実績はシェルキが上回っており、左ウィンガーが多く在籍するリバプールにおいて、左利きの右ウィンガーは優先度の高い補強ポイントだろう。
はたして、ベルギーの若きアタッカーは来季、イングランドを舞台にプレーすることになるのだろうか…?
