サウサンプトンからリバプールに加入したオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは、アンフィールドで世界でもトップクラスのパフォーマンスで、最終ラインを見事に統率してきた。個人の能力も群を抜いており、脅威的なフィジカルと適切な間合いの詰め方で相手の攻撃を食い止めてきた。
フリーキックやコーナーキックでは打点の高いヘディングでターゲットになり、攻撃時にも脅威になっている。今年7月には34歳になるオランダ人DFは、リバプールに忠誠を誓い、新たに2027年6月までの新契約を締結した。
英『Daily Mail』ルイス・スティール記者によれば、ベテランのセンターバックに対して、プレミアリーグのライバルチームが関心を示しており、チェルシーはフリートランスファーでオランダ代表のキャプテンとの契約を狙っていたようだ。
基本的な補強方針として、20代中盤くらいまでの選手しか獲得していないチェルシーだけに、本当にリバプールからの引き抜きを画策していたかどうか真相は掴めない。ただし、若手選手のみでは克服できない困難も待ち受けており、タイトル獲得にはキャプテンシーのあるベテラン選手は必要不可欠。
プレミアリーグのみならず、ヨーロッパの大会や国際舞台でも経験豊富なファンダイクはロンドンのクラブにとって理想的なターゲットと言える。20代前半の選手の成長にも良い影響になることは間違いない。
いまはアンフィールドに2027年6月まで残留することが確定。イングランドの国内リーグで優勝を争うかもしれないライバルに重要な戦力を渡さずに済んだ。とはいえ、例えリバプールを離れることになったとしても、国内のクラブに移籍してしたとは思えない。
いずれにしても、オランダ代表のセンターバックはリバプールに未来を託した。来季以降もプレミアリーグやチャンピオンズリーグなどを制覇するために、キャプテンとしてチームを引っ張ってくれるはずだ…
