2023年7月までマンチェスター・シティのアカデミーに所属し、移籍したミドルズブラでのパフォーマンスを認められ、2024年2月にアストン・ビラに加入した22歳MFモーガン・ロジャーズ。2024年11月にはイングランド代表デビューも飾っている。
今シーズンは、プレミアリーグやチャンピオンズリーグなどを通じて40試合以上に出場し、14ゴール12アシストを挙げてきた。イングランド国内でも一気に将来有望株に躍り出ると、強豪クラブがこぞって関心を示す存在に変貌を遂げた。
英『Empire of the Kop』によると、来シーズンに向けて戦力強化を狙うリバプールは、アストン・ビラで躍動するイングランド代表ミッドフィルダーを候補者リストのトップに据え、アルネ・スロット監督の2年目に備えるようだ。
同選手に対しては、アーセナルやマンチェスター勢、パリ・サンジェルマンらも関心を示している。攻撃的MFとしてだけではなく、左右のウイングでもプレー可能。指揮官にとっては、戦術の幅を広げてくれる貴重な戦力だ。
約1年しかプレーしておらず、2030年6月まで契約を結んでいるだけに、この夏に所属クラブが売却を検討する理由はない。今シーズンも主軸を任されており、ウナイ・エメリ監督率いるチームもまだチャンピオンズリーグ出場権を得られる位置に付けているため、戦力に厚みを持たせたいと考えているはず。
ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライの負担が増している攻撃的ミッドフィルダーのポジションは補強が必要なポジションではある。イングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットが控えるものの、今夏の退団も噂に挙がっており、新戦力を加える可能性はあるかもしれない。
また、エジプト代表FWモハメド・サラーの控えとして活躍できていないイタリア代表FWフェデリコ・キエーザにはイタリア復帰の噂も飛び交っている。セリエAの強豪クラブが主にレンタル移籍での獲得を狙っているとも。
コロンビア代表FWルイス・ディアスの去就も不透明なため、攻撃陣の刷新の一環として、ロジャーズは魅力的な人材と言えるが、獲得はほぼ不可能に近い。
はたして、マージーサイドのクラブは22歳のイングランド人ミッドフィルダー獲得に向けて、本腰を入れるのだろうか…?
