新たに2年契約を締結したオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクだが、今年中に34歳を迎えるため、後釜確保は優先度の高い課題だ。また、イブラヒマ・コナテは2026年6月までの契約を更新しておらず、センターバック陣の選手層を厚くするのも狙いだ。
一方で、控え組のジョー・ゴメスは負傷癖が抜けきらず、ジャレル・クアンサーはアルネ・スロット監督の信頼を勝ち得ているとは言い難い状況が続く。両選手には退団の噂も持ち上がっており、リバプールはセンターバック補強の必要性が高まっている。
その筆頭が、オランダ出身のスペイン代表DFディーン・ハイセンがターゲットに挙げられている。現役時代には、リバプールやフラムなどプレミアリーグの舞台でプレーし、引退後はコメンテーターとして活躍するダニー・マーフィーは、20歳のセンターバックよりも経験豊富なディフェンダーが理想的であると語った。
「（フィルジル・）ファンダイクは残留し、主力に据えられるだろうから、補強があるかどうかはジョー（・ゴメス）とジャレル・クアンサーに対するアルネ・スロットの見方次第だ。今シーズン、彼らがプレーした時間は非常に限られているだけに、そこにバックアップが欲しいということになる。」
「フィルジルは34歳になるため、多くの試合に出場できる選手を獲得したいのだろう。ファンダイクが負傷した場合、彼のような存在感のある選手はいない。」
「ボーンマスのディーン・ハイセンについては、超若手のタレントという噂もあるが、私はもう少し成長段階が進んだ選手を見てみたい。」
「パッと思いつくのは、スパーズのミッキー・ファン・デ・フェン、クリスタル・パレスのマルク・グエイ、エバートンのジャラッド・ブラントウェイトらだ。」
「彼らはプレミアリーグに慣れているし、みんな違う。ファン・デ・フェンには電光石火のペースがあるし、グエイにはフィジカルがある。ブラントウェイトは運動能力はないが、存在感がある。」
「ゴメスがフィットしている保証があれば、予算を使い切らずに済むかもしれない。ファンダイクの耐久力とイブラヒマ・コナテの存在が、リバプールが好調である大きな理由だが、センターバックも注目されるだろう。」
BBC Sport