トレント・アレクサンダー=アーノルドは、リバプールとの契約延長を拒否。レアル・マドリードでの新たな挑戦に歩みを進めるが、アルネ・スロット監督はその後継者として、21歳の右サイドバック、コナー・ブラッドリーに期待を寄せている。
豊富な運動量でアップダウンを厭わず、パスで打開していたアレクサンダー=アーノルドとは異なり、自ら前線まで駆け上がって、相手のペナルティエリアに入り込むシーンも多く、モハメド・サラーとの関係性も高まっている。
就任初年度でプレミアリーグを制覇したオランダ人指揮官は、北アイルランド代表でキャプテンマークを巻いたこともある若きディフェンダーのスタミナには驚いていると明かし、パリ・サンジェルマンのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミと比較した。
「みんなには夏に向けたプログラムを受けてもらっていると言っても驚かれないと思うけど、コナーはとても激しいプレースタイルを持っているんだ。」
「彼らはみんなよく走る。でもコナーは、たくさん走るということに関しては、別次元だ。パリ・サンジェルマンのアクラフ・ハキミに匹敵するかもしれない。でもハキミは26歳だと思うが、毎週こうすることに慣れているんだ。」
「コナーには時間が必要なんだ。そして彼をフィットさせる良いプログラムが必要なんだ。今シーズンのレギュラーでない選手の中で、彼だけが怪我をしているわけではない。ディオゴ・ジョッタやハーヴェイ・エリオットにも同様のことが言える。」
「先発でない選手は、レギュラーよりもコンディションを維持するのが難しい。もしもコナーが来シーズンからレギュラーになるのであれば、それは彼の助けにもなるだろう。昨シーズン、トレントが負傷していた時、彼は10〜15試合、20試合と出場していたと思うが…それが彼のフィットネスにも良い影響を与えることを期待しよう。」
the ECHO
アレクサンダー=アーノルドが怪我で離脱している期間、チェルシーやレアル・マドリードら強豪相手にも実力を示した。右サイドの上下運動だけではなく、適切なタイミングでの適切なポジショニングは賢さの証だ。
来シーズンに向けては、負傷で試合に出れない期間を限りなく減らし、シーズンを通してコンディションを維持することが目的となる。過密日程の中で、毎週のようにプレーし続けることが求められる環境において、どこまで通用するかは見ものだ。
北アイルランド代表の右サイドバックは、ハキミのような世界的にも屈指のサイドバックまで成長することができるだろうか…?
