リバプール出身で、ここまでリバプール一筋で活躍してきた26歳DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは、地元クラブと契約延長せずに、今季限りでアンフィールドを離れる決断を下した。移籍先はレアル・マドリードで、スペインでの新たな挑戦に取り組む。
北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーがレギュラーに昇格することが濃厚だが、新たな右サイドバック獲得も噂される。オランダ代表DFジェレミー・フリンポンら数多くのディフェンダーへの関心が伝えられており、どのような展開を迎えるか注目が集まっている。
元イングランド代表FWアラン・シアラーは、チャンピオンズリーグ決勝に駒を進めたインテル・ミラノで、右サイドを支配するオランダ人DFデンゼル・ダンフリースの攻撃力を大絶賛しており、右サイドバックを求めるリバプール移籍もオプションになり得ると語った。
「デンゼル・ダンフリースはインテルではまったく違うシステムでプレーしているが、そのシステムで彼が輝いているのは間違いない。」
「彼のエネルギーは信じられないほどだし、何より印象的なのは、前線のポジションでどれだけ良いプレーをしているかということだ。」
「(チャンピオンズリーグ)準決勝ではゴールもアシストも決めた。」
「ディフェンス面はまた別の問題だが、オフェンス面ではとても良い選手だ。」
「アルネ・スロットは同じオランダ人として、誰よりも彼のことを知っているだろう。」
「リバプールと契約することも選択肢のひとつだろうが、チャンピオンズリーグ優勝のチャンスもあるし、リーグ優勝のチャンスもある。とても順調な状態であることは明らかだ。」
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2021年の夏、PSVアイントホーフェンからインテル・ミラノに新天地を求めた29歳の右サイドバックは、これまで173試合に出場し、21ゴール26アシストを挙げている。今シーズンも主軸として活躍を続けており、バルセロナ戦では右サイドから相手の守備を破壊した。
オランダ代表でも通算63試合でピッチに立っており、国際舞台での経験も豊富。フィルジル・ファンダイクやライアン・フラーフェンベルフ、コーディ・ガクポらオランダ人選手も多く、コーチ陣にも同国出身者が名を連ねるリバプールは環境的には合っていそうだ。
しかし、29歳という年齢に加えて、右サイドバックではない点を踏まえると、リバプールが獲得に動き出す可能性はほぼゼロだろう。あくまでニューカッスルのレジェンドの持論でしかなく、この夏に物語が進むとは思えない。
