2003年生まれ、現在21歳のラヤン・シェルキは、リヨンの下部組織で育ち、すでにトップチームで公式戦180試合以上に出場。29ゴール44アシストという見事な数字を残しており、今季も41試合で12ゴール19アシストと攻撃陣の中心として活躍を続けている。
ポジションは主にウィングやトップ下。クリエイティビティに長けており、試合を決定づけるプレーで存在感を放っている。フランスU-21やU-23代表でも活躍。これまでに23試合でピッチに立っており、フル代表デビューも待ったなし。
海外メディア『GIVEMESPORT』によると、21歳の攻撃的ミッドフィルダーはプレミアリーグ移籍を希望しており、数ある移籍先の中でもリバプールとアーセナルを魅力的なステップアップ先として認識しているようだ。
リバプール移籍を熱望しているとの声も挙がっており、選手側は明確な意志を持っているとも。代理人は水面下で各クラブにコンタクトを開始済み。リバプールを筆頭に、アーセナル、トッテナム・ホットスパー、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティといったビッグクラブと接触を図ったと報じられている。
就任1年目からプレミアリーグ制覇を達成したアルネ・スロット監督は、2年目のシーズンにも視線を向けている。センターフォワードやセンターバック、左右のサイドバックなど補強を狙っていると言われる中、攻撃的MFや右ウイングも厚みをもたせたいポジションだ。
攻撃的MFにおいて、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライへの負荷が高い。カーティス・ジョーンズやハーヴェイ・エリオットも控えるが、前者はゴール前での創造性に欠け、後者は先発出場が限られており、オランダ人指揮官の信頼を得ているかどうか微妙な状況に追い込まれている。
右ウインガーについては、エジプト代表FWモハメド・サラーの長期的な後継者を求めている。一時的な控えとして、イタリア代表FWフェデリコ・キエーザを獲得したものの、トップチームに馴染んでいるとは言い切れない。
両方のポジションで高いレベルのパフォーマンスを披露できる未来のフランス代表アタッカーは理想的な人材。また、所属クラブの財政状況もあって、移籍金は推定2500万ポンドと才能に比べると、リーズナブルな価格で獲得が可能だ。
リバプールが現時点で獲得に踏み切るかどうか分からない。本人の強い希望、代理人の活発な動き、そしてプレミアリーグにおける他クラブとの争奪戦という状況を踏まえると、今後の展開から目が離せない…
