リバプールと新たに2年契約を結んだエジプト代表FWモハメド・サラー。今シーズンは全盛期に戻ったかのような脅威を発揮し、ゴールとアシストの両方でプレミアリーグのトップに立っており、衰えを感じさせない。
しかし、あと1ヶ月後には33歳を迎え、急激なパフォーマンス低下がいつ来てもおかしくはない時期に差し掛かっている。ダルウィン・ヌニェスやディオゴ・ジョッタ、フェデリコ・キエーザらにも退団の話が飛び交っており、新たな時代に向けた前線の刷新は避けられない。
これまでもセンターフォワード、右ウィンガー、左ウィンガー問わず、様々なアタッカーへの関心が報じられてきたリバプールにおいて、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴの名前が浮上した過去もあった。
当時はレアル・マドリードの主軸だったこともあって、移籍が現実味を帯びることすらなかったが、スペインでの状況が変わった。ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)は、エル・ブランコは同選手を手放す覚悟があるそうで、リバプールやアーセナル、チェルシーのプレミアリーグ勢が熱視線を送っていると伝えた。
「ロドリゴは新たに耳にした名前だ。チェルシーとロドリゴの間に進展はないが、私が言えるのは、レアル・マドリードはロドリゴを手放す気があるということだ。」
「彼はムバッペとヴィニシウスのせいでレアルでは右サイドでのプレーを強いられているが、彼のベストポジションであり、本当に好きなプレーは左サイドだ。」
「チェルシーは、現時点では市場での機会を把握しているが、実際には動いていない。アーセナルやリバプールにも同じことが言えるので、プレミアリーグのクラブとロドリゴから目が離せない。」
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これまでレアル・マドリードで267試合に出場すると、68ゴール50アシストを挙げてきたが、フランス代表FWキリアン・エムバペの加入によってポジションを追われた。今季50試合で13ゴール10アシストを沈めているものの、現状の起用方法に満足していないとも。
ただし、移籍金が高騰することは確実で、リバプールがGOサインを出す可能性は限りなく低い。まして、最優先の補強ポジションがセンターフォワード(ストライカー)だけに、左ウィンガーを希望する選手に大金を費やすわけもない。
モハメド・サラーの後継者としては優良物件だが、高額な移籍金を踏まえると、アンフィールド行きが実現する確率はほぼゼロと言って過言はないだろう。
