ASローマから加入して以来、リバプールの歴史だけではなく、プレミアリーグの歴史にも名を刻んだエジプト代表FWモハメド・サラー・今シーズンも脅威的なペースでゴールとアシストにと躍動しており、今後も数字を伸ばしていくことになる。
リバプールとも2年間の契約延長に達し、これからもアンフィールドを舞台に活躍することになったエジプシャン・キングだが、今季限りで退団する可能性もあったことを認め、ラストシーズンだからこそより良い結果を残そうとするバフがかかったのかもとジョークを交えながら語った。
「可能性はあったよ。実際、今シーズンは本当にうまくいっていたし、交渉も簡単ではなかった。」
「結局、終わりよければすべて良しで、僕らはチャンピオンになったし、僕はあと2シーズン残ることになった。」
「ここでの最後のシーズンになる可能性があったからこそ、それを最大限に生かそう、約束したタイトルを獲得するためにすべてを捧げようという気持ちが生まれたのかもしれない。もしクラブが契約延長を望まないのなら、心配はいらない。可能な限り良い結果を残そうという心境だった。」
France Football
同じく契約満了が近づいていたオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクも2年契約を締結。一方、トレント・アレクサンダー=アーノルドは契約満了をもって、アンフィールドを離れ、レアル・マドリード行きを選択した。
契約延長は個人の思惑だけではなく、家族などの意向も加味される。また、給与やオプションなど待遇面も大きく影響するため、簡単な交渉はあまりないかもしれない。選手にとっては移籍金なしでチームを移れるだけではなく、新天地での給与上乗せも期待できるため、話し合いが長引いても不思議はない。
いずれにしても、シーズンを通してアンフィールドでのプレーを希望してきたエジプト代表の右ウィンガーとの契約更新で、サポーターたちも胸を撫で下ろしたはずだ。
はたして、サラーは来季も圧倒的な存在感で、アルネ・スロット監督率いるチームの攻撃を引っ張ってくれることだろう。
