プレミアリーグ制覇を成し遂げたリバプールは、来シーズンに向けた補強を見据えている。ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを筆頭に、コロンビア代表FWルイス・ディアスやポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタらフォワード陣に退団の噂が飛び交っている。
センターフォワードが第一優先と言われているが、ウィンガーにも熱視線が注がれている。モハメド・サラーは2年の契約延長に合意したが、ベテラン勢であることに変わりなく、中長期的な後継者を探さなければならない。
フランス紙『L’Equipe』によると、リバプールとマンチェスター・シティはASモナコに所属するモロッコ代表FWエリース・ベン・セギルに関心を示しており、すでに問い合わせを実施しているようだ。
評価額は3000万ユーロと報じられており、プレミアリーグの強豪クラブにとっては十分に支払えるだけの金額だ。主戦場の左ウイングだけではなく、攻撃的ミッドフィルダーやセンターフォワードとして振る舞える。
20歳のアタッカーは今季、リーグ・アンやチャンピオンズリーグを通じて43試合9ゴール4アシストを記録。バルセロナやアーセナル、インテル・ミラノ、アストン・ビラらトップクラブとの対戦経験もあり、2024年3月にデビューしたモロッコ代表でも10試合で3ゴールを奪ってきた。
どちらのクラブにとっても将来に渡って活躍できるだけのポテンシャルを示しているものの、このタイミングでメガクラブへのステップアップは時期尚早な印象が拭えない。まずは、中堅クラブくらいに移籍し、イングランドで経験を積むのが理想的だろう。
他にも補強すべきポジションの多いリバプールだけに、すぐさまウィンガー獲得に動き出すとは思ない。可能性があるとすれば、ディアスやフェデリコ・キエーザらサイドアタッカーが退団してしまった場合のみ。
はたして、リバプールやマンチェスター・シティはどのような補強を敢行するのだろうか…?
