2023年の夏、リバプールに加わったミッドフィルダー3選手。アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、ライアン・フラーフェンベルフが中盤の主軸を務め、彼らにカーティス・ジョーンズを加えた4人でスタメンの座を争った。
日本代表MF遠藤航はピッチに立てば良いパフォーマンスを見せるも、アルネ・スロット監督は先発として起用することが少なく、もっとボールを前線に運べるタイプのミッドフィルダーを好んで起用してきた。
また、ハーヴェイ・エリオットはレギュラー争いに敗れ、プレミアリーグ優勝が決まるまでリーグ戦における先発出場はゼロ。リバプールへの愛着を語りつつも、イングランドの複数クラブが関心を示しており、この夏に何が起こるか分からない。
ドイツ紙『BILD』によると、過密日程を乗り切るためにも、オランダ人指揮官が好む選手を中盤に揃えようとしているリバプールは、チャンピオンシップのサンダーランドで飛躍を遂げた19歳MFジョーブ・ベリンガムを巡る争奪戦に参加したようだ。
レアル・マドリードMFジュード・ベリンガムを兄に持つイングランドU-21代表ミッドフィルダーに対しては、ドイツから関心が届いており、兄もプレーしたボルシア・ドルトムントも獲得を虎視眈々と狙っている。
2500万ポンドとも言われる要求額を支払う準備も進めており、若手も多く、出場機会という面では恵まれた環境でのサッカーを提供できる。また、兄と同じルートを辿ることで、トップチームへのステップアップも視野に入れやすい。
今シーズン、サンダーランドでは42試合で4ゴール3アシストを記録。守備的ミッドフィルダーやセントラルミッドフィルダーを中心にチームの真ん中でプレーし、チャンピオンシップでの4位フィニッシュに貢献した。
スロット監督のお気に入り、フラーフェンベルフが負傷した場合やコンディション不調が続いた場合には、代わりになれるタイプが限られており、昨夏の移籍マーケットから続く中盤の底の選手層を厚くする必要はありそうだ。
他にも複数のポジションで強化が進むリバプールだが、ジョーブ・ベリンガム獲得に本腰を入れるのだろうか…?
